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 言わずと知れた高齢化率県下ナンバーワンの御宿町。(令和4年4月時点で51.6%)

 その玄関口となる御宿駅のエレベーター設置議論がありましたが、これは駅全体の利用者数、ランニングコストなどの理由から、実現不可能と思われます。いつまでもエレベーターにこだわって時間を浪費するよりも、第二の策として出てきたスロープ案を一刻も早く実現することが大事です。

 御宿台区の人口が増え続けています。移住者だけでなく、町内他区からの転居も多くなっていますが、買い物、通院、通勤、通学などの面では車が使えないと不自由であることは確かです。
 これは御宿台区に限ったことではなく、布施、実谷や岩和田など、駅や国道128号線沿いから離れた地域では同様の問題を抱えています。
 現在、町ではエビアミー号という乗り合い運行サービスがありますが、事前の利用者登録や乗車予約が必要であり、誰もが気軽に乗れるものではありません。これを定期運行で登下校の小中学生も観光客も乗れるようなシステムに変更できないでしょうか。

 御宿町ではイノシシ、キョンらによる獣害も問題になっています。私自身も2018年に狩猟免許(罠免許)を取得し、有害鳥獣駆除に関わっていますが、これに関しては根本的な手立てがない状況です。
まず、有害獣の数に対して圧倒的に有害鳥獣駆除従事者が足りません。さらには狩猟に関する様々な法令の制約が厳しく、一般の方々が思うより捕獲は簡単ではありません。
 有害鳥獣駆除従事者を増やすことが第一ですが、そもそも人口減少に悩む町において簡単に増加はありえません。(従事者数増加よりも害獣の増加が上回ります!)
 そこで、捕獲したイノシシ等の肉をジビエとして加工、販売するサイクルを確立し、捕獲従事者にもそれ相応の報酬を還元する仕組みを作ることで、捕獲従事者のモチベーションを高めることが必要と考えます。また、そのジビエはふるさと納税の返礼品など、町の特産品として活用できればと思います。

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