布施小学校閉校と御宿小学校更新に関する問題を単なる校舎建築による統合で終わらせることなく、魅力ある教育環境整備の足掛かりにしなければなりません。
今の計画(御宿中学校敷地内に小学校棟を新たに建設)では同じ敷地内に小中学校が同居するだけで、肝心な子どもたちへのメリットはひとつもありません。せっかくの海や里山に囲まれた環境を活かし、小さな町だからこそできる教育政策に舵を切ってはどうでしょうか。
農業、漁業など一次産業への理解を深めるカリキュラムを組み、学校給食ではそれらに関連した食材を校内調理してできたてのまま提供し、食堂(ランチルーム)で小中学生が一堂に会して食べる。
国の方針として、中学校の部活動は数年内に地域クラブや外部指導へ移行することが決定されているため、今までの教員による指導では不可能だったことが可能になります。また、団体スポーツは少子化による部員不足により、ひとつの学校単位ではチームが成り立たなくなってきており、近隣市町と連携してその受け皿となる組織を作る必要があります。
例)・サーフショップなどが持ち回りで指導をおこなうサーフィン部
・夷隅郡市全体でひとつの中学生軟式野球部
なお、昨年末に御宿小学校更新に関するアンケートが実施されましたが、その際に私が回答と一緒に提出した意見書を下記に載せます。実現可能性の有無はともかくとして、様々な案を出し合って検討することが必要と感じます。